この実装、面倒なら代行します
前章でAWSにWordPressをインストールし、WordPressのサイトを表示するところまで完了しました。
このままでも十分使える状態ではありますが、画像をアップロードしてサイトに表示したい場合にはひとつ機能が欠けています。
その機能が画像の自動トリミング機能です。
WordPressには、アップロードした画像を[設定-メディア設定]で設定したサイズに縮小してはみ出した部分を切り取ってくれる、自動トリミング機能があります。
たとえばサムネイル付きのコラム一覧を出したい場合、サムネイル画像のサイズがバラバラだと、きれいに揃わずデコボコしてみっともないですよね(まあ、CSSでもどうにかできますが)。
ここでWordPress側で事前にトリミングされた画像を使えば、サムネイルのサイズが全部そろうのでデコボコせずに済みます。
そういうわけで、今回はこの自動トリミングに必要なImageMagickライブラリをサーバーにインストールする手順を説明します。
※ ここではAmazon Linuxサーバー&Apacheの場合について記載します。
phpinfo();
表示内に「imagick」があるかどうか確認します。
表示があった場合は既にインストールされているのでここで終了です。
「imagick」の表示が無い場合は、以降の手順を踏んでインストールをしてください。
amazon-linux-extras list | grep php
出力に php8.2 が含まれていれば、Extrasリポジトリを有効化します。なお、ここで出てくるPHPバージョンによって以下のコマンドは書き換えてください。
sudo amazon-linux-extras enable php8.2 sudo yum clean metadata sudo yum install php php-cli php-fpm php-mbstring php-xml
sudo yum install php-pear php-devel gcc ImageMagick ImageMagick-devel sudo pecl install imagick sudo bash -c 'echo "extension=imagick.so" >> /etc/php.ini'
sudo systemctl restart httpd.service php -m | grep imagick
ここで imagick と表示されていれば有効化できています。
最後に1項で見たphpinfoのページで「imagick」を探し、あればインストール完了です。
以上、AWSでWordPressサイトを構築する流れのすべてを解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
Webサービスの規模が日に日に大きくなるにつれ、それに比例してAWSを使ってサイトを構築したいニーズは増しています。
ぜひ100ウェブのノウハウを活用してAWSで売れるサイトを構築していってください。
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