ウェブノウハウ

WEB KNOWHOW

難しくない!AWSでWordPressのサイトを構築する

4. インターネットゲートウェイとルートテーブルでパブリックサブネットをインターネットにつなげる

前回はVPCとサブネットを作り、ネットワークを構築しました。
今回はそれをインターネットにつなげる手順について説明します。
 

インターネットゲートウェイを作成する

「インターネットゲートウェイ」とはインターネットにつながるルータのようなもので、これを経由してネットワーク内のシステムはインターネットとデータをやり取りします。

  1. 「インターネットゲートウェイ」メニューを選択し、「インターネットゲートウェイの作成」ボタン押下、下図のようにインターネットゲートウェイを作成します。
    名前タグは一意でご自分で分かりやすければなんでもOK。
    AWS インターネットゲートウェイ作成画面
  2. 「VPCへアタッチ」ボタンを押します。
    AWS インターネットゲートウェイをVPCにアタッチ

    インターネットゲートウェイを前回作ったVPCにアタッチします。
    枠内にマウスを置くと前回作ったVPCが現れますので、それをクリックすればいいです。
    AWS インターネットゲートウェイをVPCにアタッチする

 

ルートテーブルを作成する

  1. 「ルートテーブル」メニューを選択し、「ルートテーブルの作成」ボタン押下、下図のようにルートテーブルを作成します。
    名前タグは一意でご自分で分かりやすければなんでもOK。ただ、インターネットにつなげるパブリックなルートテーブルを作成するので「pubic」とどこかに入れておくと分かりやすいですね。
    VPCは枠内にマウスを置くと前回作ったVPCが現れますので、それをクリックすればいいです。
    ルートテーブルの作成画面 AWS
  2. ルートテーブル一覧には作成したルートテーブルがあります。
    作成したルートテーブルにチェックを入れ、下に現れる画面で「サブネットの関連付け」を選択、「サブネットの関連付けの編集」ボタンを押します。
    AWS ルートテーブル一覧
  3. 前回作成したパブリックのほうのサブネットにチェックを入れて、保存します。
    AWS ルートテーブルサブネット編集画面
  4. 次に同じルートテーブルの「ルート」タブ、「ルート編集」ボタンを押します。
    AWS ルートテーブル一覧 ルート編集
  5. 「ルート追加」ボタンを押し、送信先に「0.0.0.0/0」(デフォルトルートといいます)、ターゲットに「Internet Gateway」を選択。
    AWS ルートテーブル ルート追加
    すると、上で登録したインターネットゲートウェイが候補に現れるので、クリックして保存します。
    AWS ルートテーブル ルート追加
    ここでおこなったのは、VPCのIPアドレステーブルで「0.0.0.0/0」とインターネットゲートウェイを紐づける設定です。これにより、「ローカルネットワークに紐づけられているIPアドレス以外のIPアドレスはすべてインターネットに接続しなさい」という設定をしたことになります。
    で、この設定の対象となるサブネットはパブリック(公開側)のほうのサブネットですよと。

    なんとなくお分かりいただけたでしょうか?

これで、ネットワーク環境はそろいました。
次は構築したネットワーク内にWebサーバを構築します。

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