検索エンジン(Googleの場合)は良質なコンテンツやサイトを高く評価し、検索順位を上げると言及しています。
Googleが好むサイトをつくるために、Googleが検索エンジンとしてどのような仕組みを持ち、何を見て検索順位を決めているのかを知っておきましょう。
まずGoogleの場合、以下のような流れでサイトの検索順位を決めています。
つまり、作成したページはクローラーにクロールされ、インデックスされて初めて評価されることになり、検索順位をつけてもらえるということです。クローラーがいち早くサイトを認識してくれれば、それだけ早く検索結果一覧に表示されることになります。そのため、クローラー対策はすなわちSEO対策につながるといえます。
クローラビリティを向上させるためには、
など、色々な方法があります。
Googleは、コンテンツを評価する際に3つの基準を重要視しています。Googleの検索品質評価ガイドラインを見ると、「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」(E-A-T)であると書かれています。
統一されたテーマ設定がなされており、ユーザーにとって有益かつ問題解決に役立つ情報であるか。
当分野で知名度の高い(権威のある)人物が作成もしくは認定しているコンテンツであるか。
ユニークかつ嘘偽りのない情報であるか。模倣やコピーされたコンテンツは悪質であるとみなされ、ペナルティを受ける可能性がある。
また、検索品質ガイドラインの「Your Money, Your Life (YMYL) Pages」というセクションには、YMYL分野を特に重要視すると言及されています。YMYLとは、人々の健康や安全、経済的安定など生きる上で重要な情報を掲載したページのことで、以下のようなものが該当します。
Googleはこうしたサイトを高い基準で厳しく評価すると言っています。なぜなら、これらの分野のサイトが嘘にあふれる低品質なものであった場合、人々にとって命に関わる健康、お金、安全などに深刻な悪影響を与えると考えているからです。
YMYL分野に関してはアルゴリズムも頻繁にアップデートされ、そのたびに順位も大きく変動する傾向にあります。
検索品質評価ガイドラインのほかにも、SearchConsoleの「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」や、「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」、「Googleアナリティクス」など、Googleが無償で提供する解析ツールを参考にして、Googleと相性のよいコンテンツを目指すのも有効な手段です。
スマホやタブレット(モバイル)からの検索がPCによる検索を上回る今の時代、サイトはモバイルフレンドリーであることが求められています。Googleは2018年にモバイルファーストインデックス(MFI=Mobile First Index)を導入しており、スマホ表示に最適化されたサイトを高く評価するようになりました。モバイルフレンドリーでないサイトはSEO的にもよくなく、スマホ検索における順位を下げられてしまう可能性があります。
モバイルフレンドリーなサイトを構築する上で意識したい点は表示スピードです。ユーザーの快適性を第一に考えるGoogleは表示速度を上げることを推奨しており、モバイルは特に速さが求められます。
ページスピードはPageSpeed Insightsで確認できます。表示速度が遅いと判定された場合は、画像や動画を圧縮したり、css、Javascriptなどの参照ファイルを軽量化したりしましょう。
なお、自社サイトがモバイルフレンドリーであるかどうかは、GoogleSearchConsoleのモバイルユーザビリティレポートにて確認することができます。
meta description(メタディスクリプション)は、検索結果一覧でタイトル(meta title)の下に表示される文章を設置するHTML要素のことで、検索結果に表示されたものはスニペットとも呼ばれます。
meta descriptionを読めば、ユーザーはクリックせずともどのような情報が手に入るページなのかを知ることができます。つまりサイトの内容をきちんと説明できていないmeta description だと、ユーザーはクリックしようと思いにくい(=流入につながらない)というわけです。それだけmeta description はCTRにとって重要な役割を担っています。
Googleも同様に、meta descriptionを読み取ってページの内容を把握・判断しています。ユーザーにもGoogleにも好まれる魅力的なmeta descriptionは、簡潔かつ的確であること、そして「もっと詳しく知りたい!」と興味を喚起する内容であることです。
meta descriptionをつくる際は、コンテンツからどのようなベネフィットや結論が得られるのかを、キーワードを用いながら80〜120文字程度でわかりやすくまとめましょう。テキストが長すぎるとGoogleによって勝手に省略されてしまい、大事なことが伝えられない場合があります。
ただし、スマホなどの場合は60〜70文字程度しか表示されないこともあるため、もっとも伝えたいことは文章の前半に書いてしまうのがおすすめです。
通常のスニペットのほかにも、検索結果の最上部に現れる「強調スニペット」や、画像やユーザー評価とともに表示される「リッチスニペット」があります。いずれも検索結果一覧でユーザーの目に留まりやすく、クリック率を上げる効果がありますが、Googleが選んで表示させているためウェブマスター(webmaster)側で操作することはできません。
ユーザーは、タイトル名などを含むアンカーテキストを見てサイトに入るかどうかを決めていると考えられます。サイトに入れば、直前に見たアンカーテキストに付随する情報が手に入ることを期待しているのです。
この推測をもとに、ユーザーが求めているであろう情報をページの上部(ページタイトルや見出し)に置き、すぐに情報が入手できる構成にしましょう。
ページ内に目次をつくり、クリックすると見出しに飛べるようにするのもおすすめです。特に文字数や情報量の多いコンテンツはユーザーが求めている情報を安易に探し出すのが難しいため、目次の設定は有効です。
求める情報を簡単かつ迅速に入手できると判断したユーザーは、サイトに滞在する時間や回遊する時間が長くなる可能性があります。滞在時間や回遊性の高いサイトはユーザーにとって価値のあるサイトとみなされ、検索順位が上がる傾向にあります。
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