「100人のデザイナー」リニューアルを契機に、リアルタイムでSEO対策をご紹介していく企画。本日は第3回目の配信となります。
ちなみに現在リニューアルサイト は80%ほど完成。
いよいよ大詰め。ここから最後の第4コーナーといったところです。
頑張らねば。。。
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<もくじ>
第1回:Webサイトの現状を調べて目標をたてる
→前編
→後編
第2回:はじめの1歩はターゲットキーワード。集客力のあるキーワードはどう調べる?(←いまココ)
第3回:超重要。SEOはサイト構造で決まる! サイト構造の考えかた
第4回:ここだけ押さえればOK。ソースコードとリンク構造
第5回:上位表示の最後の登竜門。コンテンツに書くべきこと。
第6回:「100人のデザイナー」リニューアルの結果&これからの運用対策
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前回までの手順で必要な素材を一通り集めました。
料理でいうと材料がそろったところです。
さて、これから料理に入るところですが、
まずはじめにやることはキーワードの選別。
たくさん集めたキーワードのうち、一体どれが集客(問い合わせ獲得)に有効なのかを調べる作業です。
それでは弊社を例にトライしてみましょう。
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問い合わせを獲得するぞ!
そう考えると検索数が多いビックワードでSEO対策をしたほうが良さそうに思えます。
しかし昨今のGoogleは非常に精緻に利用者の検索ニーズを捉えて検索結果画面(業界ではSERPなんていいます)を表示します。
ですので特に初期はキーワードを絞ることが重要。
絞るというのは「パンフレット」というビッグワードから「パンフレット デザイン」のように対象範囲を絞ることです。
ちなみにビックワードはサイトを育てていくと、そのうち狙えるようになります。
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さて、キーワードの絞り方ですが、「自社が何を売っているのか」で考えます。
弊社の場合は「パンフレットやカタログのデザイン制作」です。
実際に上記の画像で数字もみながらキーワードを考えると
「パンフレット デザイン」→8,000件弱
「パンフレット 作成」→3,500件
「パンフレット制作」→2,000件
あたりが良さそうです。
結論からいうと上記の3つは必ず上位表示させなければいけないキーワードなのですが、先述の通り昨今のGoogleはそう簡単にすべてのキーワードで上位表示してくれません。
基本的な考え方は1サイト1キーワード。
しかしやはりすべてのキーワードで上位表示を狙いたい・・・というのが人情。
そんな欲張りな・・と思う人が多いと思うのですが、実はできるんです。
それはこれからご説明する「キーワードの優劣」と「サイト構造」とをロジカルに適合させる方法です。
これだけだと何を言っているのかわからないと思いますので、詳細は次回お話しますが、ここではキーワードの優劣をしっかり抑えておきましょう。
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さて、検索ワードに優劣をつける。
つまりSEO対策で上位表示させたいキーワードのランキングです。
これが後々大切になってきますので、きちんとやっておきましょう。
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手順ですがいつものように弊社を参考にやってみます。
まず検索数の多い「パンフレット デザイン」というキーワード。
検索数は月間約8,000件。
ボリュームはかなり多く、他キーワードと比べても抜きん出ています。
これだけでも有力なキーワードと考えていいと思います。
が、念のためGoogleで検索してみます。
上記が検索結果画面です。
さて、このSERPを見て何か気がつくことはあるでしょうか。
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上記SERPを見ると、デザイン制作会社のTOPページではなく、デザインテンプレートや実績等、パンフレットデザインのサンプル画像の紹介ページが多くありませんか?
これはどういうことでしょうか。
Googleは現在検索ニーズに適した「サイトのトップページ」ではなく「該当のページ」を表示するようになっています。
ということは、そこにはGoogleが画像の紹介ページを多く掲示した意図が隠されています。ここを汲み取ることが重要です。
ここで想像力。
想像を働かせて考えてみましょう。
「パンフレットデザイン」のSERPでパンフレット画像が多く掲載されている。
→デザイナーがデザインの参考となる画像を探しているのでは・・・
→会社の発注担当者が実績画像を探しているのでは・・・
こんなふうに考えられそうです。
今回のメルマガのテーマは集客力のあるキーワードの調べ方でした。
果たしてこの「パンフレットデザイン」キーワード。集客力はあるのでしょうか?
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弊社は実際にこのキーワードを検索窓に入れている人たちは「デザイナー」や「企業の制作発注者」ではないかと想像しました。
例えば割合が50%ずつだと仮定します。
弊社のメインターゲットはもちろん「企業の制作発注者」ですが、「パンフレットデザイン」の検索数は約8,000件ですので、「企業の制作発注者」の割合が50%だとしても4,000件。
これでも他キーワードより抜きん出ています。
つまり「パンフレット デザイン」はSEOで必ず上位表示させたいキーワードといえます。
このように検索数が多いキーワードについてはすべて実際に検索して、SERPを確認します。そしてGoogleの意図、つまり検索する人たちのニーズを想像して、実際のターゲット数を想定していくのです。
さて、「パンフレット 作成」と「パンフレット 制作」はどうでしょう。
どちらも同じような意味ですね。
キーワードの違いや優劣はあるのでしょうか。
では実際のSERPを見てみましょう。まずは「パンフレット 作成」から。
続いて「パンフレット 制作」の検索結果。
いかがでしょう。
2つのキーワードは似たような意味でしたが、検索結果は異なっていますね。
これがSEOの面白いところ。
同じようなキーワードなのに、検索結果にはずいぶんズレがあります。
これはGoogleが本当にドンピシャのニーズを表示しようと進化している証拠で、この「キーワードのズレ」を理解することが集客において非常に重要になります。
さて、2つのキーワードの違いについて。
「パンフレット作成」は「作成方法」の表示が目に付きますね。
想像するにデザイナーまたはデザイナーでもない方が作成方法を検索したり、無料のソフトやノウハウを探していたり・・・という感じです。
対して「パンフレット制作」は制作会社が目に付きます。
こちらは検索ニーズとしてはズバリ「制作会社を探している」ように見えます。
弊社にとっては「パンフレット制作」がズバリですね。
「パンフレット作成」は60%程度のかたがターゲット外のような印象です。
「パンフレット制作」→2,000件
「パンフレット作成」→3,500件×40%=1,400件
上記の手法で検索ニーズを調べた後、対策するキーワードに優劣をつけていきます。
大きく「絶対上位表示させるキーワード」「できれば上位表示」「できたらラッキー」くらいの優劣でOKです。
その中で「絶対上位させたいキーワード」については順位付けします。
弊社を例にすると
1.パンフレット デザイン→4,000件
2.パンフレット 会社案内→3,700件
3.パンフレット 制作→2,000件
4.パンフレット 作成→1,400件
このようにランキングします。
本日はターゲットとなるキーワードの見つけ方についてご紹介いたしました。
次回は今回見つけたキーワードを実際にサイト構造に落とし込んでいきます。
おそらくSEOの一番キモの部分。
是非引き続き楽しんでお読みいただければ幸いです。
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