「100人のデザイナー」リニューアルを契機に、リアルタイムでSEO対策をご紹介していく企画。本日は2回目の配信となります。
是非お気軽にお楽しみください。
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<もくじ>
第1回:Webサイトの現状を調べて目標をたてる
→前編
→後編(いまココ)
第2回:はじめの1歩はターゲットキーワード。集客力のあるキーワードはどう調べる?
第3回:超重要。SEOはサイト構造で決まる! サイト構造の考えかた
第4回:ここだけ押さえればOK。ソースコードとリンク構造
第5回:上位表示の最後の登竜門。コンテンツに書くべきこと。
第6回:「100人のデザイナー」リニューアルの結果&これからの運用対策
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さて、前回は現状調査で重要な3つのポイントをご紹介しました(下記3点)。
本日はそれぞれについてご説明いたします。
1) 問合せに関係がありそうなキーワード(検索数含む)をトコトン探す!
2) それぞれのキーワードの検索順位を調べる
3) 競合との差を調べる
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その理由はグーグルやヤフーで検索するときの単語(キーワード)が十人十色だから。
ロングテール戦略なんていう言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、Web市場における入力キーワードは想像以上に多種多様です。
ですのでSEO対策ではできるだけ多くのキーワードで上位表示されることが大切になります。
まずはできる限り幅広くキーワードをピックアップしてみましょう。
合わせてそれらのキーワドが月にどのくらい検索されているか(月間検索数)も調べておきましょう。
弊社の例でみてみます。
下記の赤枠部分が該当部分です。
ちなみに上記はピックアップしたキーワードのほんの一部です。
実際は1000を超えるキーワードをピックアップして、その中から200程度のワードを抽出しています。
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<関連するキーワードと月間検索数の探し方>
さて、キーワードの探し方をご紹介します。
弊社は独自のSEOマーケティングツールを活用していますが、通常はGoogleが提供する「AdWords(アドワーズ)」の「キーワードプランナー」というツールを使います。
これはグーグルのアカウントを持っていれば無料で使うことができるツールです。
AdWordsを初めて使う方は多少入力する項目がありますが、どなたでも使うことができます。
調べ方は簡単です。
AdWordsの初期画面が表示されたら、ページ上部にある「ツール」をクリック。
さらにキーワードプランナーをクリック。
すると下記のように2つの検索方法がでてきます。
右は「入力したキーワードの検索数」が調べられます。
左は「入力したキーワード+関連したキーワード、それらの検索数」を調べることができます。
今回は関連したキーワードを調べたいので、左の「新しいキーワードを見つける」を使います。
実際にキーワードを入れてみるとたくさんの関連キーワードと検索ボリュームが表示されるはずです。
ちなみにキーワードプランナーの検索ボリュームは「100〜1000」のように概算でしかでてきません。弊社では独自ツールで調べているため詳細な数字がでていますが、基本的に概算で問題ありません。
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先程調べたキーワード群について、現状のサイトの検索順位を調査します。
また、「3)競合との差を調べるも一緒に調べる」も一緒に調査します。
下記の赤枠と青枠部分ですね。
あるサイトの検索順位だけを調べるのであれば「検索順位チェッカー( http://checker.search-rank-check.com/)等のツールを使うと調べることができます。
しかし、競合の順位や顔ぶれを確認するためにも、ちょっと面倒なのですが1つひとつgoogle等で検索していきましょう。
多少労力を使うので、あまりにも問合せ獲得に関係なさそうなキーワードや、検索数が少ないものはこの時点で省いてしまってOKです。
実際に検索してみると、そのキーワードが自社に関係ありそうなのか、なんとなくわかってきます(次章でご説明します)。ですのでできる限り頑張ってみてください。
さて、調べた結果をエクセルシートの赤枠と青枠に入れていきます。
競合の順位の決め方ですが、キーワードを調べていくと次第によくみかけるサービス名が偏っていることに気づくと思います。
また「このサービスが1位だ」「このサイトは2位だ」という感じです。
競合の順位については自分の感覚で問題ありませんので、総合的に1位が多いサイトから、1位、2位、3位・・・と順位を位つけてください。
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さて、競合の顔ぶれには偏りがあると書きましたが、実はここにSEOの本質が隠されています。
それは上位検索されるサイトは「ページ数が多い」ということです。
これだけだと当たり前ですが、もう少し深く考えるとGoogleがページ数が多い≒「コンテンツが充実しているサイト」と捉えていることがわかります。
そこで昨今のWeb戦略はコンテンツが重要ということで、充実したコンテンツをどんどん制作してGoogleに評価されるサイトを作ろうという流れになっています。
しかし実際には、充実したコンテンツってそんなに作れるわけではありません。
ではどうするか。
実は難しく考える必要はありません。
非常にシンプルに、検索者が聞きたいことに対して自分なりの回答をしていく。
これで十分です。
もう少し肉付けすると、
1)検索者が聞きたいことを「トコトン調べ」て
2)それらすべてに対して
3)自分の回答をしていく
これが弊社のSEO対策の基本的考え方です。
・・・と、さらに具体的な手順については長くなるので後章で説明します。
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さて、ここで1つ面白いWebサービスをご紹介。
SEOツールで有名なMOZというサービス。
さきほど説明した上位の顔ぶれが同じ理由に対する、答えの一端を見ることができるサービスです。
このサービスは、SEOで重要な外部リンクの調査やサイトの充実度(専門的には権威・オーソリティといいます)をスコア化する機能があります。
今回は後者のご紹介ですが
・自社サイトの充実度
・SEOにおける競合との充実度の「差」
がわかります。
ブラウザがGoogle Chromeの場合に限りMOZをプラグインしておくと、下記のようにキーワードの検索時にスコアが表示されます。
ちょっと見てみましょう。
「パンフレット デザイン」で検索したときのGoogle画面です。
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赤枠の部分にスコアが表示されていますね。
PA(ページオーソリティ)とDA(ドメインオーソリティ)というスコアですが、これらはページやドメインのSEOスコアです。サイトやページのテーマ・コンテンツ等の充実度を示しており、数字が大きいほうが上位表示されやすいと言われています。
弊社では自社サイトと競合サイトとのスコア差が10以内であればコンテンツの改修で逆転できる、しかし20近くあると時間がかかる・・というような判断をしており、差がある場合は抜本的な改革(サイトリニューアル等)を勧めています。
上記の図には弊社サイトは掲載されていませんが、実際に20程度のスコア差があるため、抜本的にリニューアルしようという決断をいたしました。
さて本日は以下3点について詳細な手順をご紹介しました。
1) 問合せに関係がありそうなキーワード(検索数含む)をトコトン探す!
2) それぞれのキーワードの検索順位を調べる
3) 競合との差を調べる
これで下準備は完了です。
次回はターゲットキーワードの決め方についてご紹介したいと考えています。
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