サイトのリニューアルを依頼すると、当然ながら相応の時間がかかります。待っている間に貴社ができることは、現状のサイトで基本的なSEO対策ができているかをチェックすることです。
以下に挙げるものは基本中の基本ともいえるSEO対策であり、見直しはマストです。これらが抜けていたために、知らないうちに検索エンジンに評価を下げられている場合もあります。
ひとつのサイトの中には、検索者にとって有益なコンテンツと、情報量が少なくそれほど重要でないコンテンツが混在します。キーワードが入っていない、文字数が極端に少ない、ほかのページと内容が重複している、などはもちろんですが、たとえばサイトにはなくてはならないが、ユーザーの欲求を満たす情報とはいえないプライバシーポリシーや申し込みフォームなども、SEO的には低品質コンテンツとなります。
こうしたページは検索結果に表示させてもあまり意味がありません。クローラーが無意味にクロールするのを防ぎ、重要なページのみをより効率よくクロールさせるためには、特定のディレクトリやページへのクロールを制御するrobots.txtというテキストファイルを利用します。また、インデックスさせたくないページにはnoindex処理を行います。
同じコンテンツでも、異なるURLを持つページは別のページとして認識されます。内容は同じ(もしくは限りなく近い)なのに違うページとしてインデックスされた場合、Googleは評価をそれぞれに分散して与えることになり、結果として両方の順位を下げることになりかねません。
似たような内容のコンテンツをつくらないのは大前提として、もし存在してしまった場合、重複インデックスを避けるためにcanonicalタグを活用します。canonicalタグを適切に設置することで複数のURLが統一(正規化)され、インデックスさせたいメインのページを優先的にクローラーに読ませることができます。URLの正規化はリンクの評価を集約するというメリットもあります。
とはいえ、いくら気をつけていても意図せずに重複コンテンツをつくってしまうことも考えられます。心配な場合、Google Search Consoleのカバレッジにて重複コンテンツの有無を確認できますので試してみてください。
質の高いドメインからの被リンクが多いサイトは質の高いサイト、質の低いドメインからの被リンクが多いサイトは質の低いサイトとみなされます。低品質サイトと認識されないためには、今一度外部リンクを見直す必要があります。
サイト内のどこにどのような外部リンクがあるかは、Google Search Consoleの「検索トラフィック > サイトへのリンク」から確認できます。
自社サイト内のまったく関連性のないページへリンクしていた場合は自分でリンクを切ればいい話ですが、たとえば外部サイトから意図的にPageRank を操作する悪質なリンクが貼られていた場合はこちらで削除することができません。そこで、「バックリンクの否認」を行います。Googleがサイトを評価する際に、こちらが指定したリンクを判断材料に入れないよう依頼するものです。
バックリンクの否認方法は、Search Consoleヘルプ[TM1] で解説されていますので見てみてください。
上記ポイントを見落とすことは、非常にもったいないことです。サイトをリニューアルオープンするタイミングでチェックすればいいと思われがちですが、そうではありません。
リニューアルにあたり、適切なリダイレクト設定をすると旧サイトの評価は新サイトの評価に引き継がれます。元のWebページの評価を今から上げておくことで、リダイレクトした新ページの評価や順位も早期に上がりやすくなるのです。
どれも今すぐできる対策なので、ぜひチェックしてみてください。
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