ウェブノウハウ

WEB KNOWHOW

自社サイトにチャットボット

5. Custom Payloadを使って回答を選択型にし、想定外の回答をされにくくする

今回は、「Custom Payload」という機能を利用して、ユーザーに回答の選択肢を提示し、想定外の回答をされにくくする方法についてご紹介します。
※ 連載になっていますので、前回までの記事を読んでいる前提で話を進めさせてもらってます。
 

  1. intent「Default Welcome Intent」を開きます。
  2. 「Responses」にある「ADD RESPONSES」をクリックし、「Custom Payload」を選択します。
    Dialogflow Custom Payload
  3. Custom Payloadに次のコードを貼り付けます。
    {
      "richContent": [
        [
          {
            "type": "chips",
            "options": [
              {
                "text": "犬です"
              },
              {
                "text": "猫です"
              }
            ]
          }
        ]
      ]
    }
    

    Dialogflow Custom Payload chips登録

  4. intent「dog」と「cat」についても同様に「Custom Payload」を選択し、以下のコードを貼り付けます。
    {
      "richContent": [
        [
          {
            "options": [
              {
                "text": "大型です"
              },
              {
                "text": "小型です"
              }
            ],
            "type": "chips"
          }
        ]
      ]
    }
    

    Dialogflow Custom Payload chips登録

これで設定のほうは完了です。
今回もシミュレートを試したいのですが、シミュレート機能はリッチコンテンツ対応していません。
そこで、別の方法で確認します。
 

  1. 左メニューからIntegrationsを選択し、Dialogflow Messengerをクリックします。
    Dialogflow Integrations Messenger
  2. 「TRY IT NOW」をクリックします。
    Dialogflow Integrations Messenger
  3. すると右下にチャットボットが出てくると思いますので、そこで試してみてください。
    Dialogflow Messenger チャットボット

    図のように、選択肢が現れて選択していくとシナリオが進んでいくことがわかると思います。

このようにして、「Custom Payload」を使えば、回答を選択型にすることができ、ユーザーの想定外の回答をされにくくすることができます。
 
さて、次はいよいよこのチャットボットを実際に自分のサイトに張り付けてみましょう。

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