ウェブノウハウ

WEB KNOWHOW

自社サイトにチャットボット

8. DialogflowとLINEを紐付けて、LINEのチャットボットを作る

チャットボットと一概に言っても、どこに置くかでその効果は大きく変わってきます。
ユーザーリーチが一番あるメディアといったら、今なら、そうですね、LINEです。
チャットボットをLINEでできたら、面白くないですか?
そこで今回は、DialogflowとLINEを紐付けて、LINEのチャットボットを作ってみようと思います。

  1. LINE Official Account Managerにログインする
    https://account.line.biz/login
    アカウントの取得などはこのテーマの主題からそれますので触れません。下記公式サイトを参照してください。

    【LINE公式ページ】
    https://www.linebiz.com/jp/entry/

  2. 【LINE公式アカウント】Channel ID, Channel Secretの設定をおこなう
    この説明もLINEの公式ページに委ねさせてください。結構しっかり書いてくれています。

    【LINE公式ページ】
    https://manual.linestep.net/channelsetting

  3. LINEデベロッパーのアカウントを作成し、Messaging APIの設定をおこなう
    これまたLINEの公式ページに委ねさせてください。

    【LINE公式ページ】
    https://developers.line.biz/ja/docs/messaging-api/getting-started/

  4. LINEデベロッパーで Channel access token を取得する
    LINEデベロッパーサイトで、該当のチャネルのMessaging APIページを開くと、Channel access tokenという項目があります。
    そこでChannel access tokenを発行し、トークンをコピーします。
  5. Dialogflowで、Integrationsを開き、「LINE」をONにする。
    Dialogflow Integrations LINE
  6. Channel ID, Channel Secret, Channel Access TokenにLINEで取得したそれぞれをペーストし、Webhook URLをコピーします。
    Dialogflow Integrations LINE連携画面
  7. LINEデベロッパーで Webhook URLを設定する
    LINEデベロッパーサイトで、Webhook settingsのWebhook URL欄に、さきほどコピーしたDialogflow の Webhook URL をペーストして保存します。
  8. Dialogflowに戻り、LINE設定画面の「START」ボタンを押すと、接続が完了します。
  9. Dialogflowシミュレータ(右サイド)にもLINEシミュレータが追加されます。
    Dialogflow LINEシミュレータ
  10. 以上で連携そのものはできましたが、Custom PayloadはLINEで利用できません。
    したがってCustom Payloadを利用しているintentではLINE用に同じものを用意しなければなりません。

    IntentsでDefault Welcome Intentを開きます。
    Responseのところに「LINE」というタブが新しく追加されていると思いますので、「LINE」をクリック。
    Dialogflow Intents Response LINE

    さらに「ADD RESPONSE」で「Quick Replies」を選択。
    Dialogflow intent レスポンス LINE Quick Replies

    titleに「犬、猫、どちらが好き?」という質問文を、
    その下に回答として「犬」と「猫」を入力します。
    Dialogflow intent Response LINE Quick Replies 入力例

    「大型」「小型」でもCustom Payloadを使っていますので、そこでも同様の登録をおこないます。
     
    これで保存すれば、ようやく完成です。

実際にシミュレータで試してみるとこのように出ます。
Dialogflow LINE シミュレータ画面
 
そして、実際のLINEでも同じようにチャットボットが動いていることを確認できることでしょう。
以下のページからQRを発行し、様々なシーンでシェアしていきましょう。

LINE公式アカウントで自分のQRコードを確認する方法
https://manual.linestep.net/official-account-qr
 
このチャットボット、toC のビジネスなどでは大いに活躍してくれるのではないでしょうか。

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