商業施設や公共施設の内装・建築を手掛ける株式会社秀建様のコーポレートサイトをリニューアルさせていただきました。
　
今回は、シンプルなWeb制作案件ではありませんでした。
会社案内や封筒等も含めたブランディングを再検討したいというご相談。
つまり「ブランディング視点でのコーポレートサイトリニューアル」というプロジェクトになります。

ヒアリングで共有した課題は大きく３点。
　

1. パンフレットや名刺・封筒も含めたブランディングを意識した制作をしたい。
2. 建築、内装で受注率を高めるにはデザイン性が重要。デザイン性を高めたい。
3. SEOに力を入れておりWeb経由の集客が非常に多い。その効果を維持したい。

　
上記のうち3の「SEO」は弊社としては知見が高く、問題ないと考えていました。
課題は2と3です。
　
ブランディングはすべてのデザインツールを一貫したルールのもと制作する必要があり、ロジカルな思考が求められます。同時にクオリティも重要ですので、お客様の感性をしっかり把握しながら進める必要があります。
　
このような観点から本プロジェクトは「規定（デザインのルール）づくり」と「クライアントの嗜好に沿ったデザイン」の両立。この２点がポイントになると考えました。
　
実際の業務フローは以下のとおりです。
　

1. 現状のCIを整理し、ブランディングの基本ルールとデザインの方向性を検討する。
2. 基本ルールをブラッシュアップ。ルールブックとデザインの方向性を決定。
3. ルールブックに沿って、全ページデザインに展開する。

　
今回の大きな課題が「ブランディング視点」のため、上記２のルール策定、およびそのルールに基づいたデザインの模索にしっかりと時間をかけて、お客様ともコミュニケーションをとらせていただきました。
　
ルール策定で検討を重ねた点は以下のとおりです。

• ・使用カラー、フォントの規定
• ・デザインイメージ（シャープさ、質感、トーン、レイアウト・余白感等）
• ・デザインエレメント（余白などに入れて良いテクスチャ的なデザインモチーフ）

　
デザインの方向性については、弊社に所属するWebデザイナーから７名程度リストアップして、デザインコンペを実施。そのなかから嗜好性のあうデザイナーを探っていきました。
このような進め方ができるのは、100名以上のデザイナーが所属する弊社ならではの強みです。
　
さて、コーポレートサイト完成後は、Web制作で規定したルールブックをベースに、会社案内パンフレットや封筒等のツール制作。統一感あるデザインツールが完成いたしました。
　
リニューアルの結果、問い合わせ数が増加したとのお言葉をいただきました。
秀建様にはサイト保守およびSEOの運用もご依頼いただいており、今後さらに集客を増加するために、しっかり保守・SEO運用をおこなっていきたいと考えています。