WordPress
カスタマイズ事例

WORDPRESS CUSTOMIZATION

本番サイトを公開しながら、全体に影響するような修正をおこなう方法

本番サイトを公開したまま、全体に影響を及ぼす修正をしたいときって結構ありますよね。
一般的には、本番サイトとは別に開発用のサイトを持っておいて、そこで修正をおこなう方法を取ります。
でも、そこまでがっつり体制を組んでやらないサイトのほうが多いのではないでしょうか。
そういうサイト運営者の方向けに、今回は、全体に影響するような修正を手軽におこなう方法をご紹介します(100ウェブでもこの方法でよく修正します)。

結論を言ってしまうとこういうことです ↓

WordPressの管理画面から非公開のページを作成し、それ用のテンプレートを用意して、そのテンプレートに対して修正をおこなう

  1. まずWordPressの管理画面から固定ページを新規追加し、スラッグを「test」にしたうえで、「公開状態」を “非公開” に設定して公開します。
  2. 次に、テーマフォルダ内の以下の3つのファイル
    page.php
    header.php
    footer.php

    をそれぞれコピーして
    page-test.php
    header-test.php
    footer-test.php

    (どれもハイフンの後にスラッグ)を作り、同じ階層に保存します。
    ※ 購入した機能満載のテーマなどはかなりいじられていてこの構造になっていない可能性もありますが、たいていはこの構造になっているはずです。
  3. そのうえで、page-test.php の中の記述を次のように直します。
    get_header()
    を
    get_header('test')
    に直す。
    get_footer()
    を
    get_footer('test')
    に直す。
    
  4. これで他のページに影響しないtestページのできあがりです。
    あとは
    page-test.php
    header-test.php
    footer-test.php
    を修正してはtestページを確認するという手順を繰り返し、完成したらそれぞれの中身を
    page.php
    header.php
    footer.php
    に戻してあげたら、全体の固定ページの修正完了。

 
なお、上の手順は固定ページの修正を対象にしています。
投稿ページについては少しやり方が違いますのでご注意ください。
その方法については別の機会で。

【100ウェブ新着情報メルマガ】

WordPressカスタマイズ事例やウェブ制作ノウハウの新着情報、お役立ち情報を
リアルタイムにメルマガ配信!