この実装、面倒なら代行します
当社はもともとテレワークが標準で、どこで仕事していても構わない働き方でずっとやってきたのですが、それでも交代制にして毎日社内に誰か一人はいるようにしてきました。
なぜなら、会社への着電を受けなければならないからです。
ところが今回のコロナ感染の流行で、社内に一人も置かずに会社を回さなければならない状況になった。
別に誰かが常に自宅で受けられれば済む話なんですが、毎日ずっと一人に転送、となると話が変わってきます。
自分の業務をこなしながら、かつ電話を一人で受けるのって結構負担なのは想像できると思います。昼もおちおち席を外せない、トイレだって・・・。
だったら毎日手動で担当を割り当てますか?面倒ですよね。プログラムで自動で振り分けしたい。
それなら、一人じゃなくて全員の電話に一斉転送をかければ良いじゃないか、ということなんですが、ここが今回のポイントです。
留守電や不在通知は受電(電話を取ること)と同じなんだそうです。
つまり、一斉に全員に転送をかけたとき、誰かが留守電や電波の届かないところにいると、その電話が着信を取ってしまうということなんです。
これでは一人で電話を受け付けるよりも着電を取りこぼすリスクが高い。よって全員に転送かける案は却下となります。
ということでいろいろ探していたときにたどり着いたのが「Twilio」という海外の電話APIサービスでした。
電話や音声を使ったあらゆるサービスを外部と連携することを前提として提供しているサービスです。
読んだだけではなんだか難しそうなサービスに感じます。
ただ、当社がTwilioで実現したかったことはとても簡単なことです。
会社への着信を、曜日単位で振り分けられた電話番号に転送、時間外は音声案内を流す
ということで今回は、会社への着電をTwilioを利用して、社員の携帯に転送されるようになるまでの手順を、説明していくことにします。
まずはTwilioアカウントを取りましょう。
https://jp.twilio.com/try-twilio
最初の電話番号を取得するにはこのページにアクセスします。
https://jp.twilio.com/console/voice/numbers
そして「Get a number」です。
電話番号の探し方ですが、「Voice」にチェックを入れて検索します。
するとたくさんの電話番号が出てきます。どれも月480円とかそのくらいかと思います。
電話番号の購入には代表者の運転免許証のコピーと登記簿謄本が必要ですので、別途用意しておきましょう。
どちらもTwilioの管理画面上にアップロードするだけです。手続きが完了すると1週間程度で電話番号が購入できます。
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