特定の記事だけ別のサイトに移行するときには移行元と移行先のURLの設定に気をつける
あるサイトで運用していたブログや記事を別のサイトに移行するような場合、もっとも気をつけなければならないのは、移行元のブログ記事がもともと持っていた検索エンジンの評価が移行先のページにしっかり引き継がれるようにすることです。
そのためには、ただ記事をコピペするだけでなく、しっかり移行元ページから移行先の該当ページに301リダイレクトを向けておかなければいけません。
ここで問題となりそうなのが、記事数が膨大にあるケース。
ひとつひとつ設定するなんてとても無理ですよね。そこで数百もの記事がある場合でも数行の設定でできるように、移行元と移行先のURL(スラッグ)を合わせるようにして移行作業を行うことが必要になります。
それではその手順を説明していきます。
- まず使うプラグインをインストールしましょう。
移行先サイト側に「Really Simple CSV Importer」と「Custom Post Type Permalinks」、移行元サイト側に「WP All Export」と「Simple 301 Redirects」
- 移行先サイトのパーマリンク設定では記事のスラッグは「/%postname%/」にします。これにしないとインポートした記事のスラッグが変わってしまい、301リダイレクトをルール化できなくなりますので、ここは要注意です。
- サイト全面リニューアル × サイトマップ変更 × 旧サイトの記事データ全部移行。そんなときのデータ移行の方法の内容に従って移行を進めてください。
ただし、ここで2つ注意です。
1つ目は、CSV上の “post_id” を移行先で使っていない投稿IDから始めること。たとえば「20000」とか、使われようもないほど大きい数にしておけば大丈夫です。
2つ目は、”post_name” を移行先サイトのルールに則って命名するわけですが、この post_name に含まれるpost_idに該当する数字は絶対に変更しないこと。
たとえば、移行元では https://origin.com/results/{post_id} だったページを
移行先では https://newsite.com/services/output/output-{post_id} みたいになるように “post_name” を書き換えましょうということです。
- 上の手順で移行が完了したら、移行元サイトで301 redirectプラグインを使ってリダイレクト設定をします。
たとえば移行元サイトの記事パターンが https://origin.com/results/{postID}
移行先サイトの記事パターンが https://newsite.com/services/output/output-{postID} ならば、
「Use Wildcards?」にチェックを入れた上で、
リダイレクト元に「/results/*/」、
リダイレクト先に「https://newsite.com/services/output/output-*/」
と設定します。
これで設定完了です。
いかがですか?
最後は、代表的なページをいくつかテストしてみてしっかりリダイレクトされているか確認しておきましょう。
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